牛に引かれて善光寺参り

   

約1ヶ月前の話になりますが、長野にある善光寺までドライブしてきました〜♪

朝が弱い私たちにしては頑張って5時起きして6時すぎに家を出ることができました。平日だったし、朝も早いことから道路は空いていて神奈川県の自宅から約3時間で到着しました。
晴天、ドライブ日和!!


オリンピックの聖火リレーでいろいろありましたが、その頃から気になっていた善光寺。そのときもテレビを通じて感じたことだけど、行ってみてますます強く感じたのは、市民が善光寺を本当に大切に思っているんだなぁってこと。現地で誰かに話を聞いたわけではないのですが、善光寺やその周辺の雰囲気からそういう空気を感じました。
本当にすてきなことだと思います。

そんな善光寺を私なりに紹介します☆


■参道
   
およそ400m続く石畳の参道。
この石畳は7777枚あるといわれているそうです。


■仁王門
   
かなりの迫力!大きい!!そして美しい。

   
1752年に建設された後、2度焼失し1918年に再建され現在に至ってます。


仲見世通り
   
まだ午前中ということもあり人もそれほど多くなく、のんびりした風景。
ここでちょっとお買い物。それは後ほど登場します。
奥に見えてきたのが山門。まだまだ善光寺本堂は見えませんね。


■山門(三門)(重要文化財
手前に見えるのが山門です。
   

善光寺」の文字の中には鳩が5羽います。そんなことから別名「ハトの額」とも。
また”善”という文字は牛の顔にも見えるそうですよ〜(遠くてよく見えないね・・・)。
   


朝早く起きて善光寺に行くことしか考えてなかった私たちに思わぬ幸運が!!
なんとこの山門、今年になって2階への登桜参拝が約40年ぶりに再開されていて、この時期は特別拝観ができたのでした〜(後で調べたら11月30日まで拝観できます)。

待っている間にタスキを渡され、グループに分かれて順番に拝観する仕組み。「タスキなんて小学校の運動会以来!?」とテンションも上がります。

約30段の急な階段を上り山門の2階へ。参道から吹き抜ける風がとてもさわやか。
説明員がいていろいろと説明をしてくれました。
説明の中で感激したのは山門の本尊が文殊菩薩像ということ。と言うのも(ここで初めて知ったのですが)文殊菩薩は干支の卯の守り本尊なのです。こんなところで共通点が!!
また、四角い部屋の天井下には四国八十八ヶ所霊場の御神仏が順番に並べてあり、山門内で四国遍路をすることができたのでした。感激です!!


■本堂(国宝)
   
本堂は今まで11回の火災に見舞われているのだとか。そういう困難に打ち勝ってきたからこそ、堂々としていて美しいのね。
本堂の中、山門も撮影が禁止です。
ご本尊は秘仏のため見ることはできませんが、内部はとても荘厳な雰囲気。とても落ち着きます。

本堂から山門の後姿をパシャリ。
   

本堂の横顔をパシャリ。
   


余談ですが、本堂の内陣には「お戒壇巡り」というのがあります。
床下の回廊を壁伝いに巡り、本尊とつながれた「極楽の錠前」にふれると極楽往生が約束される、というもの。
ここでまた何気なく床下へ続く階段を下りていくと、そこは真っ暗闇〜!!
とにかく右手を壁に沿わせながらゆっくりゆっくり歩いていくしかないのです。
正直、本当に真っ暗でこわかった〜。
でも無事に「極楽の錠前」を触ることができ、終わったあとは達成感みたいなものが沸いてきました。


<<おまけ>>

■十割そば大善
   
こちらのお店では三色そばというのがあり、写真では分かりにくいのですが手前右:赤色そば、左:十割そば、上:更科そば、と3種類のおそばを味わうことができます。
やはりきれいな水があるからこそ、おいしいおそばがいただけるのね☆

とてもおいしかったのですが、それぞれの量が一人前くらいあり、かなりお腹いっぱいになります。
そばだからお腹にたまらないだろうと考えていた。この後ビーフカレーを食べる予定にしていましたが、無理でした。。。うっぷ。


■お土産
   
仲見世で買ったのはスプーンとふくろうの置物。
行った先々で小さな置物を買うのが趣味。
ジャムとドレッシングは自宅用と家族にお土産です。


■その他
山門のところで守り本尊について触れましたが、どの干支にもあり象徴しているものがあります。
卯の文殊菩薩は”智慧”の象徴です。
「三人寄れば文殊の知恵」もここからきているんだね。
せっかくなので寅年をしらべてみると虚空蔵菩薩といい、同じく”智慧”と他に”福徳”、”記憶をつかさどる”とあります。

こういうことが知れるもの寺めぐりの楽しいところだね☆

旦那さん、長時間の運転お疲れ様でした♪