大好物

早いときはそれを冷蔵庫から取り出しただけで分かる。
たいていはナイフを取り出す音=それ、で分かる。
切っているときにはすでに伏せて待っている。シュナの大好きなもの。


梨。


それは私の大好きなものでもある。
私がイスに座ると向きを変えてフセ。その視線に根負けです。


「じゃ、ちょっとだけね・・・。」とあらかじめシュナ用にとってあったのにそんな風に言い訳がましく言ってあげる。


"ウマウマ"


"モット、食ベタイ"

一応、3切れまでと決めている。



そしてスイカ


イイコにしていればもらえる、と思っているシュナ。


「少しだけだよ。」

 
"ヤッタ!"


「これで最後だからね。」


"ウマウマ"


イカも3切れまでと決めている。もうおしまい。

"モット、食ベタイケド、ゴチソウサマ"


それにしても、いつからこんな風にあげるようになったんだろうか・・・。
シュナがまだパピーのころ、父親がシュナにバナナをあげているのをみて怒っていた私が今はこんなに甘くなっています・・・。そして「えっ。梨もあげてたの?」とその事実を知らなかった旦那さんは驚いていました。


今日は十五夜
夜の空を見上げてみよう〜。